
「海に行くから!」と夏に慌てて脱毛サロンに駆け込む人が多数いますが、ちょっと待って下さい、脱毛施術をしても効果が現れるのは、何処のサロンでも通常2週間程度後になります。
また人によっては施術の刺激で数日後に、ワキの毛の量が増えることもありますので、脱毛のタイミングはしっかり計算しておかなくてはいけません。
とは言ってもどのように計算して良いかなんてわかりませんし、毛の生え方には個人差もありますので正確なタイミングを割り出すことは無理なので、まずは毛について少しお勉強して対策を立てる参考にしてください。

「毛周期」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 私達の身体の毛は同じサイクルで表面に出てきている訳ではありません。表に出てきている毛は全体の3割程度だと言われています。
では、残りの7割近い毛は何処にいるんだ?と不思議になるかもしれませんが、7割近い毛は皮膚の下で表面に出てくるスタンバイをして待っています。
一度に3割の毛ですから、一年を通して毛は、3.4回のメンバーチェンジを行っているのです。その生え変わりのサイクルを「毛周期」と呼びます。
毛のサイクルの状態は、「成長期1」→「成長期2」→「退行期」→「休止期」と4つの段階に分けることができます。
※画像引用元:脱毛サロン リラ
「成長期1」・・表面にまだ毛は見えませんが、毛が伸び始めの状態です。(脱毛に最適の毛)
「成長期2」・・毛も表面に出てきて、まだまだ伸び続けます。(脱毛に最適の毛)
「退行期」・・伸びきってしまって抜け落ちるのを待っている状態です。
「休止期」・・毛が抜け落ちて毛穴だけになっている状態です。

顔(眉毛・まつげ・あご)・・・髪の毛は生えるスピードが早く、生え変わりるのは4ケ月ほどですが、顔の中のパーツはほとんど2ケ月ほどで毛が生え変わります。
ワキの下・・毛の生えるスピードは早く3.4ケ月で生え変わります。
腕・脚・・毛としての持久力が一番長い部分です。生え変わりは5.6ケ月とゆっくりです。
ビキニライン・・生えるスピードが早く4ケ月程度で生え変わります。

身体のいろいろな部位によって毛周期のサイクルも違うのですが、毛の流れも大きく違ってきます。
例えば腕や脚の毛は毛の生えている方向がある程度一定していますが、脇の下や背中などは毛の向きがバラバラになっています。
一定方向に生えている部位は処理が楽ですが、毛の向きがバラバラになっている部位は処理が難しくなってしまいます。脱毛箇所によって値段が違うワケですね。
肌を露出する夏までに脱毛を完成させたかったら、十分余裕を持って脱毛サロンに通うようにしましょう。