【体験談】夫婦円満調停をしてきました

体験談夫婦円満調停をしてきました

離婚調停とは違う?円満調停とは

「夫婦円満調停」という言葉をご存知でしょうか?その文字どおり円満でなくなってしまった夫婦が円満な関係を再構築するために行う調停のことです。

夫婦カウンセラーはカウンセリングを行うだけでなく、必要に応じて調停の申立てをアドバイスすることもあります。今回は、「夫婦円満調停」とはどういったものかを実際に「夫婦円満調停」を行った奥様の体験談をご本人の許可を得てご紹介したいと思います。離婚を考えていたり、埓のあかない夫婦問題を解決したい方は必見です。

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U子さん夫妻のケース-きっかけは夫のDV

相談者である妻のU子さんは当時30歳で、8つ年上の夫の会社でパート社員として働いていました。子供は女の子が1人で、夫の母と同居の4人家族です。

経営者である夫とは職場恋愛で、時折社員に対して怒鳴り散らす姿や自分に対しても強い口調で注意する場面がありました。U子さんは「立場もあるし経営者はどこもこんなものだろうな」と思い、何気ない一言で怒鳴られたり理不尽さを感じることもありましたが我慢していたようです。

結婚して5年、理不尽さは確信へと変わっていきます。
夫が家計簿をつけていたのですが電話代が先月より1000円程度高いだけで浮気を疑われたり、夫の言い間違いを正しただけで小突かれたり、病院の通院が頻回過ぎると言って通院をやめさせようとしたり、そんなエピソードがいくつもU子さんから飛び出します。

離婚を考えたのは、ちょっとした口論から夫にものをぶつけられたことでした。痣ができるほどで、今まで暴言や理不尽な言動があっても決して暴力を振るうことがなかったのでこの先もまた暴力を振るわれるのではないか心配で、夫のことが怖いということを涙ながらに話していました。

夫は典型的なモラハラ夫で、DVもあるようです。

でも離婚はしたくない-円満調停の提案
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 U子さんは実家にも夫の言動について相談しており、両親からは「子供を連れて実家に帰っておいで」と離婚を促されていました。

両親の言うとおり暴力をふるうような人とは離婚しかないと思う反面、子煩悩で普段は優しい夫に自分の気持ちを打ち明けてもう一度きちんとやり直したいというのが本音のようです。

その後、U子さんは夫に本音の部分を伝えたところ「自分は昔からの性格でまた暴言を繰り返してしまうかもしれない。離婚されても仕方ない」という考えでした。
夫婦でのカウンセリングには「自分が悪いことはわかっているから」という理由で夫が同席を拒否したので、U子さんに「円満調停」を提案しました。

円満調停は家庭裁判所で行い、費用が印紙代が1200円と書類郵送のための切手代と戸籍謄本の費用で全部含めても数千円程度でおさまります。調停申立ての書類の作成にも専門的な知識がいらないので、夫側と日時を調整するだけで調停を簡単に行うことができます

円満調停は夫婦関係を改善するために双方の話しを聞いてとり行い、調停員が必要に応じて助言を行います。調停での取り決めは調書として残るので、夫婦間の口約束をするより信頼性が高いでしょう。

円満調停には夫も同意してくれ、調停を迎えるまではお互い少し緊張した日々を送ったようですが大きなトラブルもなく2人一緒に家庭裁判所に行ったようです。

意外な結末!円満調停からその後…

調停日当日。受付を済ませそれぞれ別の部屋で待機します。U子さんが先に呼ばれ、調停委員から夫婦がうまくいかなくなった理由や申立書に記入した事柄について質問を受けます。

あまりDVやモラハラについて強く訴えると、「離婚をしたほうがいいんじゃない?」と言われそうだったのでそこは控えめにして、関係を改善したいということ強調するように話しをしたそうです。

次に夫が呼ばれ30分程度同じように事情を聞かれ、しばらく待った後二人揃って調停室に入ります。そして、夫から「ワザとではなかったが怪我をさせてしまったことは本当に申し訳なかった」と心から謝罪されたそうです。他にも言い方がきつくなってしまうこと、とにかく自分が悪かったということをU子さんにしっかりと謝ってくれたのです。

その言葉をきいて、ずっと抱えていた心のわだかまりが解けもう一度夫と一緒に歩んでいく決心をしたのでした。調停後、U子さんが夫に話しを聞くと「てっきり離婚の話し合いになると思った。自分が責められると思っていたけれどそんなことはなかった」と調停委員の方は両者を責めることなく、公平に話しを聞いてくれたようです。

円満調停を行ってからの夫婦の変化は、U子さんは夫に必要以上にビクビクすることなく思っていることをはっきりと伝えられるようになったそうです。やはり言い方がきついことはたまにあるようですが、U子さんが冗談ぽく「ひどーい」と言うと夫も「悪いわるい」と自然なやりとりができるようになり、夫婦の絆は以前より深くなったと感じられました。

夫婦最後の砦-修復も可能

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普段あまり行くことのない家庭裁判所ですがその敷居は決して高くありません。裁判と違い費用も抑えられるで、金銭的に負担にならない点もおすすめです。

U子さん夫妻は1回の「夫婦円満調停」を通じて、円満に問題を解決することができました。もちろん今回のようなケースばかりではなく、双方の納得がいかず調停を数回行う場合、不成立になる場合もあります。
それでも離婚を決めていいのか迷っているときや、夫婦のどちらかでも修復が可能と考えているときは円満調停を行う価値は十分あります。

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