日本人のお正月といえば、やっぱりおもちですよね。お正月休み中、ついつい食べ過ぎてしまいますが、そのカロリーや栄養のことを知らないひとが、案外多いようです。
そこで今回は、おもちのカロリーと栄養について、紹介したいと思います。
気になるおもちのカロリーは?
市販されているもちの多くは、きりもちなら1個50gちょっと、丸もちだと30gちょっとで個包装されていることが多いです。
気になるカロリーですが、きりもちが1個127キロカロリー、丸もちが1個80キロカロリーとされています。
ごはんはお茶碗一膳で252キロカロリーとされていますから、きりもちだと2個、丸もちだと3個と同等と覚えておくと便利でしょう。
食パンは1枚で70gを少し割り込むくらいですが、177キロカロリーもあります。カロリーを考えるなら、おもちを食べる方が満足度も高そうです。
おもちにはどんな栄養がある?
おもちは炭水化物の塊というイメージがありますが、70%がでんぷんで、そのほかにたんぱく質やビタミンB1、カリウムなどの栄養が含まれています。
一方、食物繊維や資質が含まれていないので、消化吸収されやすく、ほかの穀類と比べると、少ない量でも十分なエネルギー補給ができます。
そうした理由から、アスリートの中に、競技の前におもちを食べるひとが少なくないのだそうです。
おもちを食べると太るって本当?
人間の肝臓や腎臓には、モリブデンというミネラルが存在しています。このモリブデンには、代謝を促進することで、酵素の働きを活発にするという作用があります。
そのため、体内の老廃物をはじめ、糖質や脂質の代謝をサポートしてくれます。
また、おもちに含まれるビタミンB1は疲労回復に、カリウムは高血圧の予防に効果的な成分です。適度な量のおもちを食べることで、健康効果も期待できそうです。
おもちは食べ方に注意しよう!
とはいえ、おもち自体のカロリーは低めでも、砂糖醤油やきなこ、あんこなどをつけて食べれば、あっという間にカロリーはアップしてしまいます。
砂糖醤油だと約35キロカロリー、きなこ8gで約20キロカロリー、あんこ20gで約50キロカロリーを摂取することになるのです。
またおもちは消化も早いので、一日に何度も食べていると、やはりカロリーオーバーしてしまいます。おもちの食べ方を工夫することで、カロリーダウンができますので、食べ方にも十分注意するようにしてくださいね。