冬になると、手荒れで悩むひとが多いですよね。実は手荒れの原因は、毎日の水仕事だけではありません。
手洗いやパソコンや携帯電話を手で触ること、洗濯物をたたむことも、手荒れの原因なのです。そこで今回は、冬におすすめの手荒れ対策について、紹介したいと思います。
手荒れ対策の基本とは
手荒れ対策の基本は、洗いすぎに注意することと、洗った後はきちんと拭くことに限ります。
インフルエンザ対策などで、せっけんを使っての手洗いが奨励されていますが、実は水だけでも、かなりの汚れを落とすことができます。
外出先から戻ったときや、大便をした後だけはせっけんを使い、それ以外は水だけで洗うようにしましょう。
そして、手を洗った後は、清潔で乾いた柔らかいタオルで、手の全体を包み込むように、水分を拭き取ってください。また、お風呂でも手は湯船から出しておく方が、手荒れしにくくなります。
ハンドクリームを正しく使う
手洗い後にハンドクリームをつけるひとは多いはずですが、正しい塗り方をしないと効果が半減します。ハンドクリームは手の平にとって、まず温めてください。
そして、手の甲を優しく抑えるようにしながらなじませて、指先や爪回りまでもみ込みます。油分の多いハンドクリームの方が保湿効果は高いですが、何度も手を洗う日中は、ローションタイプでも十分です。
あかぎれになったら早目にケアを
皮膚が弱いひとは、ゴム手袋などを使って家事をしても、あかぎれに悩むケースが少なくありません。
傷口がいつまでもジュクジュクし、体液が出た状態では治りませんので、早く乾かそうと思うひとも多いでしょう。ですが、水仕事が多いと、なかなか乾かすのは難しいのが現実です。
そこで、あかぎれができてしまったときには、傷口から出る体液を保持することで、傷跡を残りにくく治すことができる、モイストヒーリングを試してみてください。
このモイストヒーリングの特長を活かした、あかぎれ用ばんそうこうも市販されているので、活用してみるとよいでしょう。
ハンドクリームの特性も理解しておこう
ハンドクリームとひとことで言っても、「尿素系」や「ビタミン系」「かゆみ止め系」「保湿系」など、さまざまな種類があります。
ドラックストアの試供品などを試して、自分にあったものを選びましょう。また、肌が極度に敏感なひとには、市販のハンドクリームが強すぎることがあります。
そんなときには、皮膚科を受診して相談しましょう。