私たちの身近にある食材の一つ、鮭。その、老若男女から人気のある魚であり、日ごろ何気なく食べていることが多い鮭についてあまり知られていないのが、「美白効果」です。
美白効果だけでなくいろいろな美容効果に優れた鮭について、深く探ってみました。
鮭にはなぜ美白効果があるのか
鮭といえばサーモンピンクと呼ばれる独特のピンク色の肉でおなじみです。実はこのピンク色は「アスタキサンチン」と呼ばれる成分によるものです。
そしてこのアスタキサンチンこそが優れた美白効果を秘めているのです。化粧水成分として配合されることの多いアスタキサンチンには、ビタミンEの約1000倍もの抗酸化作用があると研究によってわかっています。
抗酸化作用はお肌をいきいきと保つには欠かせないものです。また、アスタキサンチンにはメラニンを抑制するはたらきもあります。
鮭の秘めるその他の健康効果
美白効果の他にも、鮭には様々な健康・美容効果があります。例えば、DMAE(ジメチルアミノエタノール)」という成分です。ジメチルアミノエタノールにはお肌のターンオーバーを活性化し、若々しく保つ働きが発見されています。
ほうれい線や小じわを解消してお肌のつややハリを取り戻すだけでなく、気分が落ち込んでいるときの元気づけにも効果的です。特に40代以降の女性がアンチエイジングを目指すときに注目されている成分です。
さらに、鮭に多く含まれるオメガ3にも注目です。ぜんそく、炎症、アトピーといった病気に対する対策やがん予防などにも効果的であると言われています。
美白効果を得られる鮭の食べ方
アスタキサンチンを豊富に含む鮭には美白効果がありますが、熱に弱いという弱点があります。そのため、食べるときに焼き過ぎてしまうのはあまりおすすめできません。
また、鮭を食べるときには皮も一緒に食べるようにしましょう。鮭の皮の部分にはコラーゲンがたくさん含まれているため、美白効果にプラスして美肌効果やうるおい効果まで得られるからです。
まとめ
このように、食べ方としては、きのこなどの野菜と一緒にホイル焼きにしたり、お刺身で食べたりするのが効果的です。
同じく美白効果に優れた豆乳と一緒にとるようにするとさらに良いとされているため、豆乳シチューを作ってみるのも良いでしょう。
鮭の肉よりも豊富にアスタキサンチンを含む筋子もおすすめです。しかし、筋子は食べすぎると痛風を引き起こす原因となりますので、あくまでも適量を心がけるようにしてください。