実のところ6月から10月は美肌づくりに最適のシーズンであるとは言えません。なにしろ毎日汗をかくし、汗だけではなく、皮脂の分泌量もものすごいものがあるのです。
こんなシーズンに“綺麗になるぞ!”とやる気になるのはいいのですが、気温が低い冬場に比較して、非常に不利なシーズンであるとは言えます。
しかし夏場だからこそできる美肌対策、美肌づくりの真剣勝負である秋冬に備える夏の防御的な過ごし方が必要です。戦略を持って夏を過ごせば、秋冬になったらすんなり綺麗な肌で生活できると考えましょう。
「保湿」をとにかくまめに行う
夏場はそれでなくても気温も湿気も高く、べとつきやすいシーズンですから、保湿なんかできればしたくないって女性のほうが多いかもしれませんが、夏だからこそ保湿をすることで、紫外線の害悪をかなり緩和することができます。
魚をイメージしてみましょう。生魚と干物はどちらが火を通しやすいと思いますか?!もちろん干物ですよね。
からっからに乾燥しているような魚のほうが、ずっと簡単に燃え尽きてしまいやすいのです。実は人間の肌も同じことが言えます。水っぽい肌よりも乾燥した肌のほうが紫外線に焼けやすいのだ・・・と記憶しておきましょう。
大気圏外へバカンスに行くようなUVケアは不要です!
最近のUVミルクとかUVクリームって、異様にSPFが高くなっていると思いませんか?!しかしSPFなんて20程度あれば十分だと皮膚科医や皮膚の専門家は一様に言っています。
SPF50にプラスが4個などという最強UVレベルは言うなれば、大気圏外にバカンスに行く人用です。
大気圏の外で直接、太陽の光を浴びるという宇宙飛行士の人ならそういうUVもしたほうがいいかもしれませんが、普通の生活シーンでそんな強すぎるUVケアを日常化していると、逆に肌がボロボロになります。要注意!
クレンジングは2~3種類を日替わりで使いましょう!
夏場は女性の肌にも負担がかかりがちな時期です。毎日べとつくのをさっぱりさせたいからといって、洗浄力が異様に強いオイルクレンジングを続けていると、秋が来るころには肌ボロボロかもしれません。
クレンジングは価格もよく見て、洗浄力が強い商品から、あまり洗浄力は強くないが肌によさそうな商品まで強度を分けて2~3種類、日替わりで使用することで、1本だけを使用するダメージをコントロールすることが可能になります。