生きている中でもっとも意識しないのは呼吸だと言われています。確かに意識していなくても呼吸が止まる心配はありませんが、呼吸の方法を工夫するだけで風邪をひかない体が作れるなら試してみたいと思いませんか?
風邪をひかない体を作るには、鼻呼吸にするだけ、簡単ですよね。自分が鼻呼吸か口呼吸かもわからない人もいるかもしれませんので、まずは自分の呼吸方法を意識してみましょう。口呼吸の人はさっそく鼻呼吸にチェンジ!!
1.鼻呼吸はどうして風邪をひかなくなるの?
鼻の中には鼻毛が生えていますよね、この鼻毛はオシャレとはほど遠い存在ですが、実はすごい役目を担っています。
まず、鼻に空気が入ることで、外界の気温と体温との温度差を調整しています。次に、空気中に含まれている雑菌やホコリ、ごみなどをキャッチし、鼻水やたんとして排出しやすくします。
また、鼻呼吸をすることで適度に加湿されるので、肺呼吸がしやすくなります。
2.あなたは口呼吸の可能性が高い?
口呼吸になっていないか、以下の項目をチェックしてみましょう。当てはまるものが一つでもあれば、あなたは口呼吸をしている可能性が高いです。
・口が半開きになる習慣がある
・出っ歯または受け口である
・唇が乾燥している・
・朝起きると喉が痛むことが多い
・鼻の穴を自分の意志で動かせない
上記に心当たりがあるのなら、鼻呼吸をするトレーニングを始めることをおすすめします。
3.鼻呼吸を習慣にするためのトレーニング方法
誰でも簡単にできる、鼻呼吸にするための方法を、いくつか紹介しておきましょう。
特に赤ちゃんや幼児におすすめなのが、おしゃぶりをさせることです。口におしゃぶりをさせておけば、口呼吸ができないので、自然に鼻呼吸になります。
大人ができることとしては、キシリトールガムを左右交互に噛み、片方で噛むクセを修正したり、顔の筋力を強化することがあります。
また、マスクをするときに鼻だけを出すのもおすすめです。日常生活の中では恥ずかしく思えますから、眠るときだけでも取り入れてみるとよいと思います。
ドラッグストアで鼻孔を広げるテープを購入し、それを貼ることで鼻での呼吸量を増やすという方法もあります。
これらすべてを、常に口を閉じることを意識しながら行うと、自然にできるようになるはずです。自分が取り入れやすいものから、すぐに実践してみてください。
医療器具も出ています
口呼吸を辞めて、鼻呼吸をできるようにするために「パタカラ」という医療用具を使うという方法もあります。
自力ではなかなか呼吸法が変わらないというひとは、病院で相談し、この医療用具を使ってみるのも一つの方法です。