ココナッツオイルは、ココヤシからつくられる油脂のことで、最近、美容や健康に良いと注目を集めています。そこで今回は一歩進んで、身体によいとされている化学物質や添加物を一切含まない「ヴァージンココナツオイル」に関する効果について、まとめてみたいと思います。
1.ココナッツオイルの魅力とは?
ココナッツオイルは「自然界でつくられる油脂の中で、一番「中鎖脂肪酸」を含んでいることが最大の魅力です。
一般的なオイルに含まれるのは「長鎖脂肪酸」で、これは体内で吸収されると、リンパ管や静脈を通って、脂肪組織や筋肉、肝臓に運ばれ、そこで脂肪として蓄えられた後、必要があればエネルギーとして消費されます。
一方、ココナッツオイルに含まれる「中鎖脂肪酸」は、直接肝臓に運ばれるので、効率よく分解され、すぐにエネルギーに変換されます。
ココナッツオイルは、一般的なオイルより消化吸収が4倍もよく、10倍のスピードで分解・燃焼され、油脂なのに摂取してもコレステロール値にほとんど影響を与えない効果もあり、むしろ「中鎖脂肪酸」が代謝を促進することで、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールが増えるというパワーも魅力です。
2.ココナッツオイルは食べて良し!
ココナッツオイルは、ダイエットにも効果があることが、前章から予測できると思います。
普段の料理などに毎日使えれば良いのですが、値段がお高めなので、朝食の際、バターの代わりにココナッツオイルをスクランブルエッグやトーストに使うのをおすすめします。
また、子どものおやつにココナッツオイルを使った、ローカロリーチョコレートやラスク、豆腐アイスなど用意すると、健康にも美容にも良いです。
そして注目したいのが、夕食前にココナッツオイルを摂取すると、食欲を抑える効果があることです。食前にココナッツオイルを食べておくことで、すぐに体内でエネルギーに代わり、蓄積されたほかの脂肪も一緒に落としてくれます。おいしくて、健康に良いのなら、試さない理由はありませんよね!
3.ココナッツオイルは万能の魅力!!
- メイク落としや・ボデイオイルとして
ココナッツオイルは、メイク落としにもマッサージにも使える、まさに万能選手です。もちろん、顔だけでなく、身体に使うこともできるので、お風呂上りにボディオイルとして使って、肌をしっとり保ちましょう。
- 化粧水として
ココナッツオイルは、スキンケアに使っても効果があります。洗顔後、まずココナッツオイルを少量肌に伸ばしてから、化粧水をつけてください。ココナッツオイルは皮脂の成分に近いので、化粧水の浸透率を高めてくれるのです。
- 日焼け止めとして
ココナッツオイルは紫外線をカットしてくれます。そのため、日焼け対策に肌に塗ると、日焼けしにくくなります。
- リップクリーム・ハンドクリームとして
ココナッツオイルは25℃以下になると固形化するので、クリーム容器に入れて持ち歩くと、リップクリームやハンドクリーム代わりに使うこともできます。
- ヘアケアとして
ココナッツオイルを少量とって髪に伸ばすと、パサパサ感が軽減しますので、朝の忙しい時間に髪をセットする時にも使えます。オイルの匂いが気になるならその後にコロンを一振りがおすすめです。
お風呂場で使う時には、ヘアパックの代わりに使うと、髪がしっとりまとまります。コンディショナーに少量のココナツオイルを混ぜて使うのも効果的なので、取り入れやすい方法を試してみてください。
ただし、アレルギーが出る可能性がありますので、皮膚が弱い人はパッチテストをしてから利用してください。
さびない身体が作れます!!
人間が生活していると、どうしても体内に活性酸素がたまっていきます。活性酸素は、増えすぎると動脈硬化や生活習慣病、老化を招くなど、身体のあらゆる細胞に損傷を与えかねない、有害物質です。
ですが、ココナッツオイルに含まれている「中鎖脂肪酸」なら活性酸素を除去することも、消去することもできるのです。さらにココナッツオイルには、抗酸化作用の高いビタミンEも豊富に含まれています。
つまり、日常的にココナツオイルを摂る習慣をつけるとさびない身体を中からつくることができるのです。
また、ココナツオイルは、皮膚科で外用薬として使われており、アトピー性皮膚炎にも効果があると言われています。まさに、食べても、つけてもOKな、万能の油脂なのです。
良質なヴァージンココナツオイルを生活の中に取り入れて、もっと健康で、美しい自分を手に入れてみませんか?もちろん、おいしさも折り紙つきですよ!