美しく保つために努力をしている女性は多いと思いますが、首のしわのケアは忘れがちですよね。顔は若々しいのに、首のしわが残念・・とならないように、首も日頃のケアが大切になってきます。そこで今回は、首にしわができる原因と毎日出来る解消法について紹介したいと思います。
1.首のしわはどうして出来る?
首のしわの原因はたくさんありますが、一番の原因は首の筋力が年齢とともに衰えることです。また顔の表情筋が衰えることでも皮下脂肪がたるむので、しわができてしまいます。ただし、皮下脂肪がたるむ原因は老化だけではなく生活習慣による所も大きいのです。
<生活週間による首のシワの原因>
- 枕が高すぎて、首の前方が縮まる
- 紫外線を浴びることで、乾燥を招いてしわが寄る
- 猫背など姿勢が悪い
- 肩こりで血液の循環が悪い
2.乾燥がしわの天敵であることを覚えておこう
首のしわをとる方法はいろいろありますが、毎日の習慣にしたいのが、首を保湿することです。お風呂上りなどに、顔と同様に首にも保湿力の高いクリームや美容液を塗るのです。
クリームや美容液を塗った後、首の周りを温めたタオルで巻いたまま、10~15分ほどでパックすると、さらに効果的です。タオルで汗ばんだ首をふき取った後に、乾燥予防のクリームを塗れば完璧です。
3.マッサージやストレッチも効果的!
首のしわをとる方法として、リンパマッサージや、筋肉を鍛えるストレッチも有効です。これも、毎日の生活習慣に取り入れてみましょう。
- リンパマッサージの方法
お風呂から上がったら、首にマッサージ用のクリームか、ローションを塗り、まず両耳の下をそれぞれの中指で押して、耳下腺を刺激します。耳の下から老廃物を鎖骨に向かって流し込むイメージで、指先全体でマッサージをします。
鎖骨下のくぼみまで指先を運んだら、指4本で肩に向かって、その後は鎖骨からわきの下にあるリンパ節へと、老廃物を押し出していきます。このとき気を付けてほしいのが、マッサージは必ず一定方向で行うということです。指先を往復させると、老廃物を戻してしまうので、絶対にしてはいけません。
- ストレッチの方法
下あごを突き出し、「い」と発音するイメージで口を広げて、首に力を入れます。首の筋が浮き出たと感じたら、そのまま10秒キープしてください。これを、1回3セット繰り返します。このストレッチを続けると、首を支えている広頸筋が鍛えられ、しわができにくくなります。また、ストレッチをしていないときに、首を伸ばす習慣をつけるのも効果的です。
食べ物で紫外線対策をして、首のしわを防ごう!
前章で、紫外線も首のしわの原因であると言いましたが、その原因はUV-A波です。UV-A波は肌の奥まで入り込む性質があり、肌のハリを保つコラーゲン繊維や、弾力に大切なエラスチン繊維を破壊してしまうので、しわやたるみを誘発するのです。
また、活性酸素も肌を老化させる原因の一つで、これも首のしわに影響を与えます。そうしたしわやたるみに効く食材を意識して取り入れることで、体内から予防するのもとても大切です。
そこで、食材とその効能についても、まとめておきたいと思います。
<アボガド>
アボガドに含まれている良質な油と豊富なビタミンは、しわを防止するのに有効です。食べると肌の深部から潤ってくるので、乾燥する時期こそ、ぜひ食べてほしい食材です。
またトマトは、活性酵素を除去してくれる、リコピンをたっぷり含んでいます。紫外線による細胞のダメージを緩やかにしてくれますし、リコピンは熱を加えても壊れにくいので、メニューをかえることで、毎日食べ続けやすいというメリットがあります。
<サーモン>
サーモンには、ジメチルアミノエタノールという成分が含まれており、肌のハリや弾力を保つのに効きます。ただし焼きすぎると、アスタキサンチンが減少してしまいます。アスタキサンチンは、ビタミンEno1000倍の抗酸化力を持っているので、この力を引き出せるように、火を通し過ぎないようにしましょう。
<ザクロ>
ザクロは「生命の果実」と言われていたザクロには、女性ホルモンのエストロゲンが含まれています。ザクロを食べることでコラーゲンが生成され、しわやたるみの予防にも効果的です。
生活習慣や食べ物に気を使うことで、首のしわを改善することは今日からできます。顔のケア同様毎日行うことが大切です。出来そうな方法を選んで今日からすぐに始めてみましょう。